10年間の専業主婦生活を経て、派遣社員として事務職に復帰したKさん。週4日・5時間勤務、在宅と出社のハイブリッドワークといった働き方で、3人の子育てと仕事を両立させています。「今とても充実しています」と話すKさんが仕事を再スタートさせた経緯や、仕事とプライベートを両立させるために心がけていることなど、詳しくお話を伺いました。
◆インタビューを受けていただいた方
Kさん(40代)
居住地:千葉県
家族構成:夫、子ども3人(小4・小2・年中)
職種:事務(週4日、9:15~15:15)
趣味:ピアノ、家族でゲーム
システムエンジニアとして勤務したあと、結婚を機に一度離職。
10年間の専業主婦を経て、現在は派遣で事務職として勤務。
自分らしい働き方で再びキャリアを積み重ねています。
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ブランク10年からの再スタート。子育てと両立させるため時短・ハイブリッド勤務を選択
――現在のお仕事について教えてください。
都内の企業で事務の仕事をしています。請求処理や各種書類作成、データ入力・管理など幅広く対応しています。昨年7月から働き始めたので、現在1年5ヶ月ほどです。半分が出社、半分が在宅勤務のハイブリッドワークで、入社当初は週3日からスタートし、今年4月に週4日に増やして勤務しています。
――このお仕事に就く前は何をされていましたか?
今の仕事を始めるまで、10年間は専業主婦でした。3人の子どもの育児に専念していましたが、夫としか話さない日もあるくらい人と話す機会が少なかったので、大人と話したいなという寂しさを感じることもありました。
結婚前はシステムエンジニア(SE)として働いていました。夜10時、11時まで会社にいるようなハードな働き方をしていましたね。
――仕事を再開したきっかけや、時短・ハイブリッド勤務を選んだ理由を教えてください。
末っ子が幼稚園に入園し、日中に時間ができたのがきっかけです。最初は近所のスーパーのレジやコンビニでパートをしようと考えたのですが、エン派遣で探したところ、事務職で週3日、1日5時間の派遣の仕事を見つけました。
派遣の働き方に詳しくはありませんでしたが、条件がぴったりで、パソコン作業なら好きなことをいかせると思い挑戦してみました。時短・ハイブリッド勤務の働き方を選んだ理由は、子育てと両立させながら、無理なく長く仕事を続けたいと考えたからです。
――この働き方でよかったと感じるのはどんなときですか?
勤務の半分は在宅なので、子どもの行事にも参加しやすく、子どもの体調不良で呼び出しがあった際もすぐに迎えに行ける点に安心感があります。3人目の子どもはアレルギーがあり、給食後に発疹が出て園から連絡を受けることもありますが、在宅の日であればすぐに迎えに行けるため、とても助かっています。
子どもたちが帰宅したときに、「おかえり」と迎えられるのもうれしいですね。ずっと在宅ではなく出社で適度に外に出ることが、良い気分転換にもなります。
がんばりすぎない選択で、仕事も家族との時間も充実
――1日のタイムスケジュールを教えてください。

――仕事と家事や子育てを両立させるために、どのようなことを心がけていますか?
家事も育児も完璧を目指さず、ストレスをためないことです。無理をすると疲れてしまい、家庭内の雰囲気も悪くなってしまうので、手を抜けるところはがんばりすぎないようにしています。
大切にしているのは、子どもと話す時間や宿題を見てあげる時間です。小学生の子どもたちは一緒に遊ぶ時間は減ってきましたが、子どもが興味を持っていることも理解しようと意識しています。がんばりすぎず、できる範囲で続けることが家事と仕事を両立させるコツだと感じています。
――職場の環境や雰囲気はいかがですか?
基本的に残業はなく、私がミスをしても上司や社員の方々がフォローしてくださるので、とても働きやすいと感じています。出社と在宅は自分で決められるほか、半休も取りやすく「今日は歯医者なので午後からお休みでもいいですか」といった相談にも応じてもらえるので、プライベートとのバランスが取りやすいです。
――どのようなところに仕事のやりがいや楽しさを感じますか?
事務職は未経験ですが、Excel操作などにおいてSEの経験やプログラミングの知識を生かせる場面もあるので、この仕事を選んでよかったと思っています。仕事を通じて人と交われることや、自分の仕事を認めてもらえることで自己肯定感が上がりますね。やっぱり自分は仕事が好きなのかなと感じています。
――大変なことはありますか?
正直、あまりないです。事務職は未経験だったので、入社当初は請求処理や書類作成で難しさを感じる部分もありました。でも、ストレスのかからない仕事量でサポートもしていただいているため、今のところ大変さは感じていません。
私が出社の日は、在宅の仕事をしている夫が幼稚園や習い事の送迎をしてくれるので、恵まれていると思います。
――のびのびとお仕事をされているのですね!
勇気をもって踏み出した一歩。仕事を始めて自分に自信がもてるように
――現在の仕事を始めて、生活に変化はありましたか?
少しずつ難しい仕事も任せてもらえるようになり、自分に自信がもてるようになったと思います。専業主婦をしていた頃は、人との関わりが少なくさびしさを感じましたが、今はとても充実しています。
――どのようなことで息抜きをしていますか?
夜は家族でゲームをする時間があり、息抜きになっています。家族みんなで対戦するので、にぎやかで楽しい時間ですね。家族が寝たあとは、私の自由時間です。今は電子ピアノを弾くのにはまっていて、夜な夜な楽しんでいます。子どもたちと休日が合うので、一緒に出かけたり、のんびり過ごしたりしてリフレッシュしています。
――自分時間も家族との時間も満喫されているのですね。仕事について今後の目標はありますか?
今の働き方をできるだけ長く続けたいです。子どもが成長して時間に余裕ができたら、勤務時間を増やすことも考えています。以前SEとして働いていたので、プログラミングスキルをみがきつつ、事務職にうまく適用していけたらと思います。
――最後に、家庭と仕事を両立させた働き方を検討している方へ、メッセージをお願いします。
私も、10年間の専業主婦から仕事を再スタートさせるとき、踏み出すのに勇気がいりました。でも、派遣の仕事は更新のタイミングで勤務日数や時間を調整しやすいので、長い専業主婦の期間から仕事復帰する際には、魅力的な仕事だと思います。私も最初は週3日から始めて、慣れてきた頃から週4日に増やしました。
まずは、ストレスが少なく続けやすい働き方から始めてみるのが良いのではないかと思います。
【担当キャリアアドバイザーより】就業前後のサポート内容とは?
Kさんを担当している「はたかな」のキャリアアドバイザーに、希望する企業とのマッチングの決め手となった点や、就業までのサポート内容について伺いました。
――Kさんと派遣先のマッチングが決まったポイントはどこにあったと思いますか?
十分なスキルをお持ちであるうえに、誠実で前向きなお人柄と、、お仕事に対して高い意欲がある点だと思います。前職の会社からの評価が高かった点も、採用時の高評価につながったのではないかと思います。
前職では、柔軟な対応と正確で誠実な業務への取り組みにおいて高い評価を受けていらっしゃいました。
※現職の前にスポットで業務委託の仕事をされていました
――キャリアアドバイザーとして、就業開始までどのようなサポートをされましたか?
面談前の事前準備から、希望条件の擦り合わせをサポートしました。具体的には以下のとおりです。
〇面談対策
Kさんには15分前に入室していただき、面談前の不安や緊張を和らげられるよう企業情報だけでなく担当者の雰囲気や、積極的に質問を面談のコツなどについて打ち合わせ
〇勤務条件の調整
・勤務時間などの希望条件を企業側と調整
・候補者紹介時に使用したプロフィールシートを添付し、面談担当者に情報が適切に伝わるよう手配
〇勤務初日の立ち会い
出社初日に同行し、安心してスタートできるようサポート
〇就業後の定期的なヒアリング
職場や企業担当者に直接言いにくいことがある場合、相談に対応
「はたかな」でライフスタイルにあった自分らしい働き方へ
時短勤務やハイブリッドワークを組み合わせることで、子育てや介護などで制限のある方でも仕事との両立を叶えている方もたくさんいます。
サーバーフリー株式会社が運営する人材紹介・派遣サービス「はたかな」では、「はたらきたいを、叶えたい」を理念に、育児や家事、介護などでフルタイム勤務が難しい方の「働きたい」想いをサポートしています。IT/Web、オフィスワークやインサイドセールスを中心に、在宅ワークや出社と在宅を組み合わせたハイブリッドワークのお仕事もご案内しています。条件に合ったお仕事をお探しの方は「はたかな」にぜひご相談ください。
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