2008年のスタート以来、利用する人が年々増えている「ふるさと納税」。
リピーターも続出しているお得な制度ですが、「興味はあるけど手続きが面倒そうでなかなか始められない」という人も多いようです。
そんな人のために、ふるさと納税の仕組みや手続きについてご案内します。
さらに、「ふるさと納税」をすでに活用している人たちの体験やお得なワザもご紹介。
今年の手続きはまだ間に合います!この機会に挑戦してみませんか?

1.「ふるさと納税」ってどんな制度?

地方で生まれた人は、その自治体で医療や教育などのサービスを受けて育ちます。
ところが、進学や就職をきっかけに都会に出て生活するようになると、自分の故郷に納税することはありません。
そこで、都会に住んでいても自分の「ふるさと」に貢献できるように、2008年5月にふるさと納税制度がスタートしました。これは、地方の人口が減ることによる税収の減少に対応し、地方と大都市の格差を少なくすることを目指した制度です。

なお、「納税」という名前ですが、実際は応援したい地方に「寄付」することになります。
地方に住んでいる人の中には、自分の自治体に納税するためにふるさと納税はしないという人もいます。そんな人にとっては、住んでいない人にふるさと納税で寄付してもらうのは、とてもありがたいことのようです。

2.「ふるさと納税」をするとどうしてお得なの?

一般的には、地方自治体に寄付をすると、確定申告をすればその寄付金額の一部が所得税と住民税から控除されます。
一方、ふるさと納税で寄付をすると、自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となり、翌年の所得税と住民税が控除されるのです。※
また、寄付金額によりその地方の特産品などを返礼品(お礼の品)として受け取ることができるのも、ふるさと納税の人気の理由です。

※全額控除される寄付金額には、収入や家族構成に応じて上限があります。詳しくは後に出てくる「4.ふるさと納税を始めてみましょう」「(2)控除上限額をシミュレーションします」をご覧ください

3.寄付したい自治体はどうやって選ぶの?

ふるさと納税では、自分の生まれ故郷に限らず、どの自治体にでも寄付することができます。応援したい自治体を選ぶ方法には、次のようなものがあります。

地域で選ぶ

自分の生まれ故郷のほか、親戚や友人、有名人などにゆかりのある土地、旅行で訪れて気に入った土地など、好きな自治体を選ぶことができます。また、被災地や過疎地などの応援したい土地を選んでもいいでしょう。自治体のサイトを見て好印象を受けたという理由で寄付することもあるようです。

寄付金の使い道で選ぶ

自治体によっては、寄付金の使い道を選ぶことができます。子育て支援や災害支援、文化財の保護や医療支援など、自分が使ってほしい内容に合った自治体を選んでもいいですね。
税金の使い道を自分で選ぶことはなかなかないので、税金について考えるいい機会になるかもしれません。

参考)支援したいプロジェクトから選べるサイト:ふるなびクラウドファンディングhttps://fcf.furunavi.jp/

返礼品で選ぶ

お取り寄せ感覚で返礼品を選べるのも、ふるさと納税の魅力です。魚介類やお肉、お米などのほか、伝統工芸品や家電、体験など幅広い選択肢の中から返礼品を選ぶことができます。

4.ふるさと納税を始めてみましょう

ふるさと納税をしていない理由として挙げられるのが、「自分がどれくらい寄付できるのかわからない」「手続きが面倒そう」ということです。
でも、専用のサイトを利用すれば、自分が寄付できる金額がすぐにわかるうえに、寄付の手続きも簡単にできるのです。

(1)利用するサイトを決めます

ふるさと納税の手続きができるサイトには、総務省のサイトや各自治体のサイトのほか、次のようなサイトがあります。なお、利用するサイトは1つにまとめた方が、税金控除の計算をする時に便利です。

●ふるさとチョイス:掲載自治体数や利用者数が最大級のサイトです。
https://www.furusato-tax.jp/

●さとふる: PayPayを利用している人は還元率がお得になります。
https://www.satofull.jp/

●楽天ふるさと納税:楽天ポイントが貯まるのでセールの時などは特にお得です。
https://event.rakuten.co.jp/furusato/

●ふるなび:家電などの返礼品が充実しています。
https://furunavi.jp/

ほかにもマイルが貯まる「ANAのふるさと納税」サイトや、Amazonギフト券が還元される「ふるさと本舗」など数多くのサイトがありますので、自分に合ったサイトを選びましょう。

(2)控除上限額をシミュレーションします

自分がいくら寄付できるのかを知るために、選んだサイトで控除上限額のシミュレーションをします。年収、家族構成、扶養家族の人数などを入力すれば簡単に結果が出ます。
ただし、あくまでも目安なので、正確な金額を知りたい場合は自治体や税理士などに相談してみてください。
また、夫婦ともに正社員の場合やどちらかがフリーランスなどの場合は、夫と妻それぞれにふるさと納税することができるので、より楽しみも増えそうです。

(3)寄付先を選んで寄付します

寄付する自治体を選びます。先の「3.寄付したい自治体はどうやって選ぶの?」でご紹介したように、地域や寄付金の使い道、返礼品で選ぶほか、サイトに掲載されている人気の返礼品ランキングなども参考になります。

また、複数の自治体に寄付することも、1つの自治体に複数回寄付することもできます。選ぶ時は、寄付金の上限額に注意しましょう。
自治体を決めたら、各サイトの「申し込みフォーム」などに従って寄付の申し込みをします。クレジットカードやポイント利用に対応しているサイトなら、申し込みと同時に寄付が完了して便利です。

(4)返礼品と寄附金受領証明書を受け取ります

申し込みと支払いが完了すると、自治体から返礼品と「寄附金受領証明書」が届きます。※
確定申告をする人は、手続きに「寄附金受領証明書」が必要になりますので、大切に保管しておきましょう。

※返礼品と寄附金受領証明書の到着時期は、自治体によって異なりますので確認しておきましょう。寄附金受領証明書が返礼品とは別に届く場合もあります

(5)税金控除の手続きをします

所得税・住民税からの寄付金額の控除は自動的にはされませんので、控除を受けるための手続きが必要です。控除の対象になるのは、その年の1月1日~12月31日に寄付したふるさと納税分です。手続きには確定申告のほか、「ワンストップ特例制度」を利用する方法があります。

確定申告不要で便利な「ワンストップ特例制度」を利用する場合

以下の2つの条件に当てはまる人が利用できます。
・会社員など給与取得者
・寄付する自治体が年間5つ以内

寄付の申し込みの時に「ワンストップ特例制度を利用する」にチェックを入れて、寄付した自治体に「ワンストップ特例申請書」と本人確認書類を郵送すればOKです。申請書は各サイトからダウンロードできます。また、郵送期限は寄付をした翌年の1月10日までです。

確定申告が必要な場合

以下の2つの条件のどちらかに当てはまる人は、確定申告が必要です。
・フリーランスなど、もともと確定申告が必要な人
・寄付する自治体が年間6つ以上

税金控除の手続きが終われば、実質負担金額2,000円で「ふるさと納税」は完了です。

ワンストップ特例制度を利用した場合は、翌年の6月以降に住民税が減額という形で控除されます。
また、確定申告をした場合は、申告後1ヶ月程度で還付金が入金されます。

参考)総務省ふるさと納税ポータルサイト:税金の控除について
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/deduction.html

<まだ間に合う!ふるさと納税の注意ポイント>

今年も12月31日までに寄付を申し込めば、2022年の控除に間に合います。
ただし、自治体によっては入金があった日を寄付日にするところもあります。クレジットカード払いの場合は特に、引き落としの日を確認して申し込みましょう。

5.体験者に聞きました!ふるさと納税活用ワザ

すでにふるさと納税を利用している人に、活用方法を教えてもらいました。これから始める人も、すでに利用している人も、ぜひ参考にしてみてください。

寄付は年間を通して計画的に!

年収が安定している人は寄付額の上限も予想できますので、いつどの返礼品が欲しいかを早めに決めておき、計画的に寄付するといいですよ。
特にフルーツなどの人気の返礼品は、出荷時期よりも早く申し込みが始まり、一定数で締め切られることも。欲しいものがある場合は、先行予約の情報をチェックしておきましょう。

返礼品はイベントに合わせると食卓が豪華に

家族の誕生日や年末年始など、イベントの時に返礼品が届くように寄付をしています。高級肉や魚介類、フルーツなどの地方のおいしい食材を、実質2,000円で味わうことができるなんてお得ですよね。でも、一度にたくさん頼みすぎて食べ切れなかったことや、冷蔵庫に入らなかったこともあるので、気をつけてください。

お米やお助け食材もおすすめ

育ち盛りの子どもがいるので、お米などの食料品をよく申し込みます。家まで送ってもらえるというメリットもあり、自治体によっては定期便を頼めるところも。ほかにも、冷凍ハンバーグや冷凍ホタテなども、夕食の準備に便利なのでリピートしています。

日用品や家電も返礼品でまかなえます

トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの日用品は、すべてふるさと納税の返礼品でまかなっていて数年購入していません。ほかにも、家電や家具など購入を検討しているものは、一度返礼品で探してみることにしています。

感謝券で旅行中もお得に楽しむ

その自治体のみで利用可能な、感謝券という商品券を返礼品にしている自治体もあります。旅行の際の食事代やお土産代などに利用できて、旅行中の楽しみが増えますよ。行き先が決まっていない時は、感謝券がある自治体を探してみると思わぬ出会いがあります。

まとめ

簡単な手続きで地方への貢献とともに節税にもなり、さらに返礼品の楽しみもあるふるさと納税。実額2,000円で普段は買わないような高級食材も選べるので、この自粛生活中に食卓の潤いを求めて始めたという人もいるようです。

ふるさと納税を通じて、今までに知らなかった地方を身近に感じることができるかもしれません。始めてみたいと思った人は、今年中に挑戦してみてはいかがでしょうか。

節約もしたいけどそろそろ仕事を始めたい人、今よりもっと稼ぎたいと思っている人は
「はたかな」へご相談ください。

※本記事は2021年11月時点の情報をもとに作成しています

■ふるさと納税についてもっと詳しく知りたい人はこちらへ
総務省:よくわかる!ふるさと納税ポータルサイト
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/about/

「はたかな」について

「はたかな」は、サーバーフリー株式会社が運営する、パート派遣に特化したサービスサイトです。「働きたいを、叶えたい」という理念のもと、育児や家事などでフルタイム勤務が難しい主婦やママの方の「働きたい」想いをサポートします。

主にIT/Web、オフィスワークやインサイドセールスなどのほか、在宅でのお仕事もご案内しています。週3~4日、1日5時間、夫の扶養内など、条件に合ったお仕事をお探しの方は「はたかな」にぜひご相談ください。あなたのご希望に合わせたお仕事をご紹介します。