システムエンジニアとして長年企業に勤めていたTさん。子ども優先の働き方を実現するため、2021年4月に学研の先生として『学研教室』を開設しました。
「『学研の先生』になったことで、子ども優先のライフワークバランスを実現できた」と語るTさん。システムエンジニアから『学研の先生』に転身すると決めた理由や先生としてのやりがい、生活スケジュールの変化を伺いました。
(聞き手:株式会社学研エデュケーショナル 品川事務局 マネージャー 影山)

※学研エデュケーショナルでは、フランチャイズ契約によって全国に『学研教室』を展開。各教室の先生は、個人事業主として教室を開設しています。

インタビューを受けた人


T先生
居住地:東京都
年齢:40代
家族構成:夫、子ども1人(小学1年生)
お仕事内容:学研教室の先生(週2日開講)

子ども優先の働き方を叶えたい!『学研の先生』を選んだキッカケ

ーーさっそくですが、T先生はなぜ『学研教室』を始めようと思ったのですか?

T先生:以前から教育の仕事に興味があったことと、子ども優先の働き方に変えたいと強く思ったことがきっかけです。

子どもが小学校入学を控えていたので、今後はある程度親の手をはなれていくだろうと考え、それに向けて何か新しいことを始めたいと思いました。自分にも子どもにもメリットがあり、人の役に立つ仕事をしたいな、と。
そこで、「子ども優先」「在宅勤務OK」を条件に転職活動を始めたのですが・・・現実はなかなか厳しかったです。

そんなある日、友人が子どもに『学研』の家庭教師をつけていることを知りました。
『学研』というキーワードにピンときて、まずは話を聞いてみたくて2020年の夏に説明会に参加しました。説明を聞いて「まずはやってみよう!」と思い、秋頃には先生になる決意を固めました。

ーーもともと学研のことはご存知でしたか?

T先生:はい。学研の『科学と学習』も子どもの頃から知っています。

ーー教えることに不安はありましたか?

T先生:はい。今も不安はあります。ヒントの出し方とか悩みますね。答えに近いヒントを出すこともありますが、何かしら気づいてもらえればOKだと思っています。

コロナの影響は?

ーーコロナ禍での説明会参加と教室開室。特に大変だったことは?

T先生:私は2021年4月に開室したのですが、開室まで「この先どうなるか分からない」ということがとにかく不安でした。が、3月にチラシを配ったところ、予想よりも反響があって驚きました! もう問い合わせ対応が大変なくらい。

開室後は徐々に進めていこうと思っていたら、緊急事態宣言が発令されたのでオンライン学習に切り替えました。当時は幼児の生徒さんが多く、自宅でオンライン学習をすること自体がなかなか難しくて。

ーー開室と同時にオンライン授業へ切り替え。今思い出しても本当に大変でしたよね。ZOOM(オンライン)を使った指導やコミュニケーションに抵抗はありませんでしたか?

T先生:元々IT系の仕事だったので、親御さんとのコミュニケーションに関してはむしろやりやすいと感じています。保護者面談はオンラインで、入会時は対面で、という使い分けもしています。
オンラインと対面は感じ方も違いますし。試行錯誤を重ねました。
慣れるまで時間はかかりましたが、そのうち丁寧に教材に取り組む生徒が増えました。

個人事業主として独立して「先生」に…… 子どもへの影響とやりがいは?

ーー会社員から独立することに対して、抵抗や不安はありましたか? また、ご家族の反応は?

T先生:個人事業主になることに抵抗はありませんでした。家族も賛同してくれました。
夫とは家事や子どもとの時間を疎かにしないこと、最優先は育児ということで意見が一致しています。フリーランスの方が時間的に自由がききますし、仕事内容も自分で調整しやすいので助かっています。

自分の子どもにも良い刺激がありました。私が教材の研究をしていると「お母さん何やっているの?」と質問してくれたり、算数のコンパスに興味持ったり。他のお子さんに教えることが、自分の子どもに返ってきている感じですね。

また、私の教室は子どもが通う小学校の目と鼻の先にあって、子どもが「うちのお母さんが学校の隣で働いてる」と認識していて、何かあれば寄れば良いと思っているので子どもがとても安心しています。私も先生として働く姿を子どもに見てもらえるのは嬉しいですね。

ーー『学研教室』のやりがいを教えてください!

T先生:教育に関してさまざまな情報が溢れる中で、学研の考え方は自分の子育ての一つの指針になっています。生徒さん一人ひとりに合わせて「こういう方向性で指導していこう」「こういう子に育ってもらえるといいな」と考えること自体がやりがいになっています。

自分自身が社会人として経験したことや教育に関するさまざまな情報、今後求められる能力などを自分自身で理解し組み立て、保護者や子どもたちに伝えていくこともやりがいの一つです。

とにかく子ども優先!劇的に変化した生活スタイル

ーー現在の生活スタイルと前職での生活スタイルの違いについて教えてください。

1日のスケジュールの変化

1日のスケジュール

T先生:前職の定時は9時〜17時でしたが、残業が多く夜中まで働くこともしばしば。
通勤時間が片道1時間くらいなので、家に着くのは20時頃でした。
今は、17時に仕事を終えて17時15分頃には家についています!
私が教室で仕事をしている間、子どもは学童や習い事、遊びに行ったりして過ごしています。近くにいるという安心感は大きいですね。

教室がない日は、学校が終わる14時までには仕事を終わらせています。
また、子どもが習い事などでいない時や寝た後といった隙間時間に保護者への連絡や面談、採点などを行っています。
子どもを優先できるので、今の私の生活スタイルに合った働き方ができていると思います。

ーーそうなんですね。理想の働き方を実現されていて、本当にすごいと思います。

これから先生を目指す方へ

ーーこれから『学研教室』を始めたいと思っている方へ、メッセージをお願いします!

T先生:肩ひじはらなくても大丈夫! 個人事業主なので経理の業務もあるけど家計簿と一緒です。

子どもを優先できるので、今の私の生活スタイルに合った働き方ができています。

開設までは、生徒募集がやっぱり大変なのかな。私の場合は緊急事態宣言の影響と、会員さんからのご紹介で一気に広がった感じでした。

ーーT先生のように、異業種から学研の先生に転身される方も多くいらっしゃいます。

T先生:また、ご自分に合ったライフスタイルでお子さんとの時間を大切にし理想の働き方を実現されています。
ご興味がある方は、ぜひ説明会にご参加ください。

T先生、本日はありがとうございました!