50代のパート面接では、どんな服装がいいのか、悩む人も多いでしょう。スーツを着たほうがいいのか、私服でいいのか、迷うところですよね。
今回は、50代のパート面接の服装について解説します。
服装での注意点や面接の成功ポイントなども紹介しますので、ぜひお役立てください。
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50代のパート面接に適した服装とは
服装などの見た目は、面接の15分ほどの短い時間で合否を判断するためには、重要な要素のひとつになります。
服装を選ぶうえで特に配慮したいのは、次の点です。
- 「清潔感」「落ち着いた印象」が大事
- 職種に応じた服装を選ぶ
「清潔感」「落ち着いた印象」が大事
50代のパート面接では、「清潔感」や年齢相応の「落ち着いた印象」のある服装が理想的です。
スーツを着ていても、シワや汚れが目立つ服や着古した服で、好印象を与えるのは難しいでしょう。どのような服を着るかも大切ですが、それ以上に清潔感のある格好を心がけることが重要です。
具体的には、次の点をチェックしましょう。
- シワ・汚れ
- ヨレ・たるみ
- 毛玉
服のボタンが取れかかっていないか、肩にフケが付いていないかなども確認して、好印象を残せるよう気を配りましょう。
職種に応じた服装を選ぶ
面接官が、「一緒に働きたい」と感じる服装を整えていきたいところです。そのためには、応募した職種に応じて適した服装を選ぶことも大切です。
それぞれの職種で求められる要素を考慮して、服装を選びましょう。
職種別!50代のパート面接にふさわしい服装
面接を受ける会社から服装の指定がある場合は、指定に従うのが大前提です。指定がなく、どのような服装をしたらいいかわからないときは、その職場で働いている人の服装を参考にするのがよいでしょう。
スーツやジャケットなどフォーマルな服装で働く人が多い職場なら、面接にもスーツを着ていくのがおすすめです。
具体的に、どのような職種にどのような服装が適しているのか見てみましょう。
スーツがベストな職場
事務職や営業職の面接では、スーツを着ていくのが望ましいでしょう。
具体的には、次のような職種です。
- 行政機関
- 銀行
- 病院
- 企業の営業・事務
- 教育機関
- 士業事務所
- ホテル
- 百貨店
私服がOKな職場
一般的に次のような職場では、私服でも問題ないでしょう。
- 販売
- 飲食店のホール・キッチン
- 介護
- 工場
販売職とは、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアのほか、雑貨店やアパレルショップなども含みます。
スーパーマーケットや飲食店といった食品を扱う職場では、特に清潔感が求められます。衛生的な印象が与えられるよう意識しましょう。
「平服でOK」と通知があった場合は、ブラウスやシャツにパンツスタイルなど、シンプルなオフィスカジュアルがよいでしょう。
オフィスカジュアルとは、フォーマルなビジネススーツに比べてややリラックスした服装です。
「私服といわれても困る」という場合も、オフィスカジュアルなスタイルを選べば、落ち着いた印象を与えられるでしょう。
私服といっても、Tシャツにジーンズは面接には不向きです。カジュアルになりすぎないよう注意しましょう。
カテゴリー別!50代におすすめのパート面接の服装
パートの面接に適した服装について、具体的に見ていきましょう。
スーツ・ジャケット
スーツやジャケットは、自分の体型に合ったシンプルなデザインで、黒や紺、グレーなどの落ち着いた色を選びましょう。
手持ちのスーツを久しぶりに着るときは、一度着用してサイズが合っているか、色あせがないかなどを確認しておくのがよいでしょう。
購入してから時間がたっていると、スーツのデザインや形が古くなっている場合があるのでチェックしておくと安心です。
また、入学式用のスーツは、デザインや色が華やかで面接向きではありません。リボンやレース、ラメなどの装飾があるものは、控えたほうが無難です。
低コストで購入できるスーツもあるので、手持ちに適したスーツがない場合は、新調を検討してみるのもよいですね。
迷ったときはオフィスカジュアルがおすすめ
スーツ着用での面接が望ましいとされる職場でなければ、フォーマルすぎず上品な印象のあるオフィスカジュアルがおすすめです。
シャツやブラウスの上に、ジャケットの代わりとしてスッキリとしたシルエットのカーディガンを羽織るのもよいでしょう。白や黒、紺、グレー、ベージュなどのベーシックな色を選ぶと落ち着いた印象になります。
トップス
ブラウスやシャツ、カットソーは白やオフホワイトがボトムスと合わせやすく、顔を明るく引き立ててくれるのでおすすめです。
フリルやレースが目立つものや個性が強い柄物は避け、シンプルで品のあるものが好印象を与えられます。
50代では、新卒の就活生のような首元がつまったワイシャツより、ノーカラーのカットソーのほうが年齢にマッチした印象になるでしょう。
ボトムス
スカートかパンツは、好きなほうを選びましょう。営業職や動きやすさが求められる職種なら、パンツスタイルがよいかもしれません。
スカートは、丈の長さに注意しましょう。膝が隠れる程度の丈は、上品で落ち着いた印象です。
パンツは、テーパードパンツなどセンタープレス入りのものを選ぶと、シャープできちんとした印象を与えられるでしょう。テーラードパンツは、腰回りはゆったりとしていて、裾部分に向かって細くなっているので、スタイルアップも期待できます。
体型が気になる場合でも、腰回りがカバーされ、足元はスッキリとしたシルエットに見せられます。座ったり立ったりするときに動きやすいため、面接に最適です。
ベーシックな色なら、面接以外でも使いやすいでしょう。デニム素材は、カジュアルすぎてしまうので、避けたほうが無難です。
かばん・靴
履歴書などのA4サイズの書類をそのまま入れられるサイズが理想的です。色は、黒や紺、茶、グレーなどがよいでしょう。
面接時はかばんを床に置くことも多いので、自立するかばんがおすすめです。
私服の場合でも、使い古したものより、清潔感のあるものを選びましょう。
靴は、ヒールが3~5cm程度のパンプスなら歩きやすく、足元もスッキリ見せられます。装飾のないシンプルなタイプを選びましょう。
かかとがすり減っていないか、色があせていないかなどのチェックも大切です。
肌に合った色のストッキングを着用し、素足やサンダルは避けましょう。
髪型・髪色
長い髪はひとつにまとめ、前髪で顔が隠れないよう整えましょう。ヘアゴムやヘアアクセサリーも、小ぶりなもので、黒や紺などの落ち着いた色が無難です。
特に飲食店やスーパーマーケットなど、食品を扱う会社の面接では、清潔感や衛生的な印象が欠けると、失敗につながりやすくなるので注意しましょう。
白髪は染めていたほうが、実年齢より若々しく見えるだけでなく、清潔感も与えられます。髪色は、黒や明るすぎない茶色であれば問題ないでしょう。
アクセサリー・メイク
アパレル系などのファッションセンスが問われる面接以外では、結婚指輪・小ぶりのネックレス・時計以外は外しておくのがよいでしょう。
大きめのイヤリングやピアスは派手な印象になってしまいます。清潔感が欠けてしまう可能性もあるので、小ぶりなピアスくらいにしておくのがおすすめです。
時計は、高価すぎるものや装飾が華美なものは避け、シンプルなデザインを選びましょう。
メイクは、ナチュラルメイクが基本です。ノーメイクはオフィシャルな場にはふさわしくないため、最低限のメイクをしていくのがよいでしょう。
メイクが濃くならないよう注意しましょう。
夏は汗対策も大切
夏は、汗対策も大切です。
心配な場合は、面接会場に余裕をもって到着しておき、汗拭きシートや制汗スプレーなどを使って身なりを整える時間を確保しておくのがおすすめです。
汗による髪・メイクの崩れやにおいが、悪い印象を与えないよう注意しましょう。
パート面接用の服はどこで買う?
面接に適した服がないけれど、そろえるのに費用がかかりそうと心配する人も多いでしょう。ユニクロやGU、しまむら、イオンなどでは、リーズナブルな価格で一式そろえられます。
ネット通販でも、お手頃価格で購入できます。
新しく購入するときは、トレンドを優先するよりは、ベーシックで年齢を問わず着回せそうなデザインを選ぶのがおすすめです。費用をできるだけ抑えたい場合に、検討してみてはいかがでしょうか。
50代のパート面接でNGな服装
50代のパート面接では、次のような点に注意しましょう。
- 体型に合っていない
- たばこや香水などのにおいがついている
- 下着が透けている
体型に合っていない
以前着ていた服でも、久しぶりに着てみたらサイズが合っていないこともあります。事前にチェックして、サイズが合っていないと感じたら、新しいものを用意するのがおすすめです。
また、体型をカバーするためにオーバーサイズの服を着用すると、だらしない印象になってしまう可能性があるので注意しましょう。面接では、全体がダボダボした服装は、不格好に見えてしまいます。
ブラウスやシャツはジャストサイズで、丈が長めのジャケットやワイドパンツのスーツを選ぶと、スッキリしたシルエットに見せられます。
たばこや香水などのにおいがついている
たばこや香水のにおいにも、注意しましょう。
着用する服ににおいが付いていないか事前にチェックして、においがあれば取り除いておきます。
洗えない場合は、スチームアイロンなどで服に蒸気をあてたり、消臭スプレーを拭きかけたりする方法もあります。
においは自分では気付きにくいので、家族などにチェックしてもらうのもおすすめです。
下着が透けている
白色で薄手のシャツやブラウスは、下着が透けやすいので注意が必要です。
下着の上に、肌色に近い色のインナーを着ておくなどの対策を心がけましょう。
パンツスタイルの場合も、下着のラインが響きにくい裏地のあるボトムスを選ぶのがおすすめです。
50代のパート面接を成功させるポイント
50代のパート面接を成功させるために、次の点に注意しましょう。
- 面接までのルート・時間を確認しておく
- 予想される質問の回答を用意しておく
- 面接官の話は相づちを打ちながら聞く
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面接までのルート・時間を確認しておく
面接の時刻に余裕をもって到着できるよう、会場までの交通ルートや所要時間を事前に確認しておきましょう。
5~10分前までに到着しておけると、好印象を与えられます。30分以上前など到着が早すぎても、先方の仕事に支障をきたす可能性があり、迷惑になるので注意しましょう。
予想される質問の回答を用意しておく
志望動機や、希望勤務時間など、予想される質問の回答を用意しておきましょう。
「残業はできるか」など業務について具体的に聞かれることもあります。無理な場合は、ていねいに断る勇気も必要ですが、代わりにできることを提案したり限定的ならできるなどと伝えたり、柔軟に譲る姿勢を見せることも大切です。
面接官の話は相づちを打ちながら聞く
面接官の話は、軽く相づちを打ちながら聞くと、真剣な態度が伝わるだけでなく、コミュニケーション力があるという印象を与えられます。
まわりのスタッフと、協調性をもって仕事ができそうだと感じられるでしょう。
自分が話すときだけでなく、面接官の話を聞くときの姿勢にも気を配ると、「ここで働きたい」という気持ちが伝わりやすくなります。
まとめ
50代のパート面接の服装は、清潔感や落ち着きのあるスタイルを選ぶことが重要です。
スーツが望ましい職場もありますが、そのほかの職場ではオフィスカジュアルな服装を選ぶのがよいでしょう。
体型に合わないものや露出の多いものは避け、ベーシックな色で装飾が少ないシンプルなデザインを選ぶと、品のある印象を与えられます。
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