急な子どもの発熱や感染症にかかり出席停止になったとき、頼りになるのが病児保育です。病気や回復期の子どもを預かってくれる病児保育ですが、周りから「かわいそう」と言われた、ママ自身が「病気の子どもを預けるってどうなの?」と不安になるケースも多いようです。

そこで今回は病児保育について、メリットやデメリットを紹介し、病児保育がかわいそうなのかを考えていきたいと思います。病児保育の利用を考えている方や子どもの病気への対応に悩んでいる方の参考になる内容になっているので、ぜひご覧ください。

病児保育とは

病児保育とは、子どもが体調不良になったときに家庭での保育が困難な場合、一時的に看護や保育を行う保育事業です。市町村などの自治体が運営する病児保育のほか、民間の病児保育、病児保育にも対応しているベビーシッターなどもあります。

病児保育がかわいそうと言われる理由

病児保育については以下のような意見があり、かわいそうと言われることがあります。

病児保育に対する批判的な意見
  • 子どもが病気のときには側にいるべき
  • 子どもより仕事が大事なのか
  • そこまでして働く必要があるのか

子どもの看病は母親が行うもの、というイメージがあり、わざわざ病気で苦しむ子どもを他人に預けてまで働くのは・・・と思われるようです。どうしても仕事が休めなかったり、続けて休むと周りに迷惑をかけてしまったりで仕方なく預けているのにかわいそうと言われるのは辛いでしょう。

しかし、本当に病児保育がかわいそうか、といえば必ずしもそうとは限りません。病気といっても回復期の子どもは元気な場合が多いですし、いつもとは違うおもちゃで遊べるため病児保育に行きたがる子どももいるという話もよく聞きます。家庭の事情や子どもの状況はさまざまなので他人がイメージだけで「病児保育はかわいそう」と言うのは少し一方的な意見なのかもしれません。

病児保育のメリット

病児保育に預けるメリットを紹介します。

看護師が常駐し病状に対応してくれる

自治体の病児保育には看護師が常駐しているため、病状にあったケアが可能です。病院やクリニックに併設されている施設も多く、病状が急変したときに適切な対応をしてもらえる安心感もあります。

手厚い対応が可能

内閣府の基準では病児保育の保育士は「児童おおむね3人につき1人配置」とされています。保育園の配置基準が「1歳は子ども6人に対し保育士1人以上」「4歳以上は子ども30人に対し保育士1人以上」となっていることからも手厚さがわかりますね。

更に感染症の場合は他の子どもに感染させないために、別の部屋での対応となり保育士と1対1になるケースもあります。そのため保育士さんとゆっくり遊べるから病児保育が好き、というお子さんもいるようです。

出席停止期間中でも出勤できる

感染症になると以下のような出席停止期間があります。

感染症出席停止期間
インフルエンザ発熱後5日経過し、解熱後2日(幼稚園児は3日)経過するまで
咽頭結膜熱(プール熱)主要症状が消失した後2日経過するまで
手足口病発熱や口の中の水泡が治り、食事できれば可能

例えば保育園児がインフルエンザで4日間発熱が続いた場合、解熱後の3日も合わせて7日間出席停止となります。他にも園独自の基準や医師が書いた登園許可書が必要な場合もあります。

出席停止期間は子どもが元気でも登園できず、多くのママが仕事を休まざるを得ません。兄弟がいると時間差で感染し、更に出勤できない期間が長くなるケースも多いです。病児保育では基本的に感染症の子どもでも預かってもらえるため、出席停止期間中でも出勤が可能になります。

なお利用できる感染症については施設によって異なるため事前に確認しておきましょう。

病児保育のデメリット

病児保育を利用する際には以下のデメリットもあります。

他の感染症をもらう可能性

病児保育では感染症の子どもは別室で対応するなど、感染対策を行っています。しかし同じ施設を利用している以上どうしても他の感染症をもらってしまう可能性はあるでしょう。

費用がかかる

病児保育を利用する際には利用料がかかります。自治体が運営する病児保育の場合1日につき2,000円~3,000円程度が相場です。感染症などで数日利用するとそれだけ出費も多くなってしまいます。

民間の病児対応ベビーシッターの場合は更に費用がかかり、日給よりも利用料が高くなってしまうなんてケースもあるようです。

予約が取りづらい

自治体の病児保育はまだ数が少なく、常に予約が埋まっている施設も少なくありません。特に感染症が流行る時期は、感染症の子どもが数日間連続で予約を取ることが多いため、予約が取りにくくなります。

急な発熱などで当日予約を取ろうとしてもなかなか利用できる施設が見つからないのが現状と言えます。

ワーママと子どもの病気の向き合い方

ワーママと子どもの病気の向き合い方について解説します。

周りの目よりもママの気持ちを大切に

病児保育に子どもを預けると周りから「かわいそう」と言われ、看病のために仕事を休むと同僚や上司から「迷惑」と言われ、どうするべきか悩むママも多いのではないでしょうか。子どもが病気のときにどうするか、に全員共通の正解はありません。大切なのはママ自身がどうしたいか、という視点で考えることです。

子どもや仕事の状況を見て預けようと思うのか、病気のときは仕事を休んでも側にいたいと思うのかは、ママの価値観や家庭の事情を基準に考えましょう。病児保育を利用したいのにかわいそうと言われるからやめる、病気のときは側にいたいのに職場に迷惑がかかるから病児保育に預ける、など本心と異なる行動をすると罪悪感やストレスを感じてしまいます

周りの目が気になるのは仕方ないですが、子どもの体調不良は避けて通ることはできませんし、思ったように働けなくなるのは当然のこと。フォローしてくれた人への感謝や、子どものケアを忘れないように意識して、ママの気持ちを大切にしてください。

家族や周りの人にも助けてもらう

子どもが病気になったとき、仕事を休むのはいつもママ、という家庭は未だに多いです。しかしそれではママの負担が大きくなり過ぎてしまいます。ワーママを長く続けるコツは「周りを巻き込むこと」です。例えば子どもが病気のときには以下のように周りに頼ることができるでしょう。

子どもが病気のときの周りに頼めること
  • パパに仕事を休んでもらう
  • 祖父母に来てもらい、子どもを見てもらう
  • 同僚に仕事のフォローを頼む
  • 上司にリモートワークの相談をしてみる

パパと交代で仕事を休む、病児保育の予約が取れないときは祖父母にお願いする、など家族にも任せられる環境を作っておくといざという時も安心です。
また、仕事の進捗状況をわかりやすくまとめておいたり、こまめに共有しておくと急な休みのときでも同僚が対応しやすくなります。他にも子どもが休む日は在宅でのリモートワークに切り替えられないか上司に相談してみてもいいかもしれません。

働き方を見直してみても

子どもが病気のときは自宅でゆっくり過ごさせてあげたい、休み過ぎて職場に居づらい、などと考えている場合は働き方を見直す、という方法もあります。具体的にはフルリモートの会社への転職やフリーランスへの転身などが考えられるでしょう。

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エンジニアやWebデザイナーなどの職種はフルリモートの会社が多く、子どもが病気のときでも家で看病しながら勤務が可能です。ただし子どもの年齢や病状によっては看病しながら仕事をするのは難しいかもしれません。

フリーランスは会社に所属せず業務ごとに個人で契約を交わす働き方です。場所や時間に縛られないためママでも働きやすい働き方と言えます。エンジニアやWebデザイナーなどのほか、自分の特技を活かしたイラストレーターなどの職種もあります。

働く日も自分で調整できるため、子どもが病気のときは仕事を休んで看病に専念したり、寝ている時間だけ仕事にあてたりと柔軟な対応が可能です。ただしフリーランスは収入が安定せず看病で仕事ができなかった分、収入が減ってしまう可能性もあります。またフリーランスの仕事には基本的に納期があるため、看病で作業が遅れてしまったときにはどこかで作業量を増やす、取引先と納期の調整をするなどの必要が出てきます。

転職やフリーランスへの転身にはリスクも伴いますが、子どもが病気のときに預け先を探したり、周りに迷惑をかける心配は少なくなります。また家事や子どもとの時間を増やしやすいというメリットもあります。

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まとめ

病児保育は病気や病後の子どもを預かる保育事業で、自治体が運営する施設と、民間の施設や病児対応のベビーシッターがあります。看護師が常駐しているため病状にあったケアが受けられますし、手厚い保育士の配置がされているため病気のときでも安心して預けることができます。

デメリットとしては利用料がかかる点や、そもそも数が少なく予約が取りにくいといった点があります。また病気の子どもを預けるのはかわいそうと批判的な意見もあり、周りの目が気になって利用を躊躇するママもいるようです。しかし子ども自身がどう感じているかを知らない他人が「かわいそう」と言うのは一方的な意見に過ぎず、病児保育を利用するかどうかはママの気持ちや子どもの状況を優先して考えましょう。

子どもが病気になるたびに預け先を探したり、職場に申し訳なく思うのはママにとって大変です。周りを上手く巻き込むほか、柔軟な働き方に変えることで仕事と看病の両立がしやすくなるかもしれません。フルリモートできる会社やフリーランスなどは、在宅で子どもと過ごしながら仕事ができるためおすすめです。

子どもの病気はワーママが必ず直面する問題ですが、この記事がママや子どもにとって一番いい方法を探す参考になれば幸いです。

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