お子様にどんな習い事をさせるかは、ママにとっても大きな関心事です。
教養や体力、運動神経や礼儀、忍耐力を養いたいなど、さまざまな目的をお持ちのことでしょう。
また、小さい頃の経験をキッカケにオリンピック選手になったり、仕事につながったりと能力を開花させるのではと期待も膨らみます。
一方で、ママの仕事と送り迎えをどう両立させるか、などの悩みもあるようです。
この記事では、子どもの習い事と働くママたちの本音をご紹介します。
はたかなで働くママ3名(サエキ・スガノ・スズキ)によるYouTubeでの対談の様子とともに子供をもつママ・パパに実施したアンケート結果をご紹介致します。
[お子様の年代は?]
1.習い事人気No.1は、スイミングスクール
子どもの習い事の一番人気はスイミングで、ベビースイミングと併せて、産後のお母さんの運動の機会として楽しむ方が多いのも人気の理由のようです。
ーーみなさんは、いつ頃からスイミングを習わせたのでしょうか?
サエキ:「赤ちゃんの頃からベビースイミングを始めました。」
スガノ:「途中で脱落してしまうお子様も多くて、うちではすでに子ども2人が途中で辞めてしまいました。」
では、脱落させずに続けるコツはあるのでしょうか?
そこで、スイミングを通わせるにあたり気になる点をお伺いしました。
「進級問題」という気になる悩みも
ここでサエキさんから、以下のようなお話をいただきました。
サエキ:「うちの子が通っていたスイミングスクールは1人の先生につき15人の受講生がいて、個別のアドバイスを受けにくく、指導時間が少ないと感じました。
そのため、なかなか上達せず、別料金を払って夏季講習や特別レッスンを申し込んでいました。」
スズキ:「進級することは子どもたちの励みになる一方で、進級テストを何度受けても受からず、挫折感を味わうと辞めてしまう子も出てきますよね。」
サエキ:「親が互いに競争するように、子どものためにと別料金で特別コースを申し込んで挑戦させている風潮が嫌になり、穏やかに通えるスクールを探し、スクールの乗り換えをしました。」
座談会でお話を伺った結果、スイミングスクールで進級できず、個別レッスンを受けさせるケースや、別のスクールへ変わったというお話しがありました。
進級が難しい原因としてスクールの指導方針や体制もあるので、体験レッスンでは先生一人に対して何名指導しているかや、進級状況などをしっかりチェックした上で入会を検討してみる必要があるそうです。
スイミングに通わせて良かった理由
スイミングに通わせて良かった理由も3人のママからお話を聞きました。
サエキ:「進級できたり、泳げるようになったことで自信につながったことです。」
スズキ:「肺の機能の向上で気管支炎が改善されました。」
スガノ:「喘息が治りました。」
進級制度があることで目標を高く持って成長できる場合や、子供の健康にも繋がることが水泳のメリットといえるでしょう。
2.習い事を探すうえで重視するポイントは、送迎が負担にならないかどうか
スイミングをはじめ、習い事を探すうえで働くママたちが重視しているのはどんな点なのでしょうか?
声が多くあがったのは、送迎問題です。そのご意見を詳しくご紹介します。
スズキ:「送迎がしやすいよう、なるべく近いところで探しました。幼少期など小さい時は連れて行かなければならず、働くママにとっては送迎問題は大きな悩みです。
最近では学童で体操や英会話などを教えてくれるケースや学童のスタッフが引率して習い事に連れて行ってくれるという、便利なサービスを提供しているところも増えてきました。
小学生になると学童に行けるので、こうした学童が近くにあれば助かります。
これまでなら、働くママは自分の仕事が休みになる土日に習い事を詰め込んでいました。
こうなると、ママも子どもも休みがない状態になります。」
スガノ:「最近は、送迎サービスをウリにする学童が増えてきました。」
スズキ:「送迎問題を解決してくれる民間の学童を利用するのもおすすめです。」
送迎問題をクリアしてくれるサービスが充実すると、働くママにとっては助かりますね。
3.子どもが「習い事に行きたくない!」そんな時はどうする?
「子どもの習い事あるある」として、何が気に入らないのか「今日は行きたくない!」と、泣いて騒いで暴れるなんてケースも少なくありません。
ーーそんな時はどうしますか?
スガノ:「私は、特に理由も聞かず休ませています。無理に聞き出すと、嫌な気持ちしか残らないのではと心配だからです。結果として、休む=辞めることにつながり、習い事がゼロになってしまいました。子どものやる気を上手に引き出すような声かけがあれば知りたいです。」
子どものやる気を引き出すには
ーーうまく子どものやる気を引き出す工夫はありますか?
スズキ:「子どものことより、先生やコーチをしっかりチェックすることが大切だと思います。コーチングを勉強して、子どものやる気をうまく引き出す工夫をしている先生がいたり、子どもが嫌だと感じないよう一人ひとりに目配りしている先生もいるからです。」
サエキ:「 体験会を通してどんな先生なのか、そして子どもに合っているかをママがしっかり見極めてあげることが大切です。習い事探しを焦ることなく、体験会で子どもの様子をしっかり見て、先生との相性が良いか、子どもが楽しそうに取り組んでいるか、終わった後の反応はどうかなどをしっかりと観察して、じっくり選ぶといいですね。」
サエキ:「スイミングを習わせる時も1つだけではなく、いろいろなスクールを見学して、子どもにとって相性がいいところを比較検討するのがおすすめです。一度入会してしまえば初期費用もかかるので、簡単に乗り換えられたり辞められると困ってしまいます。費用を無駄にしないためにも、入会前の段階でじっくり検討をすることがおすすめです。」
振替授業をしてくれるケースも
ーー「もう行きたくない!」そんな時どうしてますか?(アンケートより抜粋)
・理由をじっくり聞き、親ができることがあればします。
・無理にやらせない。気が向いたら取り組んでもらう。もう続けたくないようならやめる。
・やり続けることのメリット、やめたときのデメリットを伝えています。
・少し休ませたり、好きな事をする時間を増やす
・なぜ行きたくないと思うのか、子供の話を聞く。不満を喋ったことでスッキリしたのか、元気に「また習い事に行く」と言ってくれた経験がある。実際に習い事をやめるべきか、あくまで別な行動こそが適しているのかの判断にも繋げられる行動だと思っている。
ーーアンケート結果を見て、どう思いますか?
スガノ:「子どもの意向を汲み取りながらサポートをする姿勢でいて、すごく参考になりました。」
サエキ:「対応が素晴らしいですね。」
スズキ:「子どもの話を聞くのが一番というのが、素敵です。私の幼少期は、少しくらい具合が悪くても、「大丈夫、行ってきなさい!」と親から言われたり、お月謝を払っているし周りの子もみんな頑張って行っているのだからと、「行きたくないから行かない。」という選択は取りにくかったです。」
スガノ:「確かにありました!今の時代は、ドタキャンしたとしても、振替授業をしてくれる習い事も増えていて、子どもの気持ちを尊重してやりくりしやすくなっていますね。」
スズキ:「自分たちの時代に比べ、先生の質が向上している点も大きく変わっています。スポーツでも世界で通用する選手も増えてきて、コーチの質も上がってきました。子どもの心理状態にまで寄り添ってくれることや子どもを惹き付けて、やる気を出させてくれる先生も増えていると思います。 」
スガノ:「民間の学童が送迎を代行してくれるなど、社会全体で、働くママをサポートする体制が整ってきたなと実感しています。」
スズキ:「働くママを社会全体でサポートしてくれる体制が、もっと整って欲しいです。ママにも余裕が生まれ、先生の質も向上すれば、子どもがのびのび育ち、習い事の成果も上がっていくと思います。」
4.小学校高学年に向けて習い事を絞りましょう
ーー習い事を整理することは必要でしょうか?
スズキ:「幼少期にはいくつもの習い事にチャレンジさせている、ママが少なくありません。それはお子様の適性がわかりませんし、どこに才能が開花する要素が隠れているかわからないためです。ですが、子どもが成長していくにつれ、絞り込みが必要だと思います。」
サエキ:「小学校の低学年までは、自由に子どもの意思で選ばせて、好きにやらせてみて、小学校の高学年に向けて、少しずつ絞り込むのがいいかなと思います。」
5.習い事をやって良かった理由は、習慣・自信がついたこと
ーー水泳以外のやってよかった習い事と、その理由について教えてください。(アンケートより抜粋)
英会話:未就園児の頃から通わせたお陰で聞き取り、発音がとても良い。
これからの時代必要となる語学力が身に付き、自信につながると思うから。
陸上:気の合うコーチと出会い、学校以外でのコミュニティを形成できた。親や先生以外の大人、同級生以外の友達など。子どもの生活は家庭と学校だけで埋まりがちなので、視野も広がり、いつもと違う自分になることもでき、子どもの成長に大きく影響した。
ピアノ:音楽感覚を身に付けられたから。
ーーアンケート結果を見て、どう思いますか?
スガノ:「動機づけや〇〇ができるようになった、といった自信がついたという回答が多いですね。前向きに楽しく付き合えることが見つかると、継続的に頑張るという良い習慣も身につくので、やはり習わせるべきと思いました。」
サエキ:「学校と家以外に、人との関係性が身につく場所も貴重です。親子で心穏やかに通えるような習い事をはじめ、働くママのお仕事の状況によっては学童に送迎をお願いするなど、それぞれの環境に合わせた工夫をしながら、子どもの自信につながることが見つかればベストです。」
継続するためには送迎問題をクリアすることも
子どもの習い事をスムーズに継続していくためには、体験会を通じて子どもが習い事を好きになれて自信につながりそうか、先生の教え方、先生との相性をチェックすることが必要です。また、働くママにとって「送迎問題」は重要な悩みとなります。
最近では送迎代行をしてくれる学童が登場するなど、社会全体が働くママを助けてくれる支援体制に動きつつあるとはいえ、ワークスタイル自体もその方向に動くのがベストです。
自宅で働ける、短時間勤務ができるなど、子育てしやすいワークスタイルの仕事を見つけたいなら、「はたかな」に相談してみましょう。
「はたかな」について
「はたかな」は、サーバーフリー株式会社が運営する、主婦・ママに特化した求人サイトです。
そして、ママメンバー3名で発足したのが「はたかなサロン」です。
こちらではママたちが気軽に情報交換のできる場所でありたいと願い、さまざまなイベントを企画しています。
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【弊社が独自でアンケートを採った結果を抜粋して掲載。】