「50代の主婦で仕事を探したいけれど、どんな求人があるだろう?」
仕事の求人はあるのか、長く続けていけるのか、など不安を抱えている方は少なくありません。
今回は、50代の主婦が活躍している職場10選や、おすすめの仕事の選び方について解説します。
面接を成功させるためのポイントについても紹介します。新たな一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてみてください。
50代主婦が長く続けられる仕事の選び方
50代の主婦が長く続けていける仕事を選ぶためには、次の点を確認しましょう。
- 働く目的や必要な収入とマッチしているか
- 体力的無理なく働けるか
- 介護・子育てと両立させられるか
- 仕事内容に興味があるか
それぞれ見ていきましょう。
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働く目的や求める収入とマッチしているか
まず、働く目的や求める収入を明確にしておきましょう。
家計のため、具体的な支出のため、生きがいのため、自分で自由に使えるお金のためなど、何のために働くのかをはっきりさせることで、求める収入や働く時間などが絞り込めます。
希望の職種や勤務時間や日数、給料などを明確にして基準を作ることから始めましょう。
体力的に無理なく働けるか
体力を考慮して仕事を選ぶのは、長く続けていくための重要なポイントです。
年齢を重ねれば、誰しも体力は低下していきます。50代を対象とした求人の中には、体力的にハードな仕事も含まれているため、慎重に検討するのがおすすめです。
体力的に無理のない範囲で働ける仕事を選んだほうが、将来体を痛める心配も少なく、長く続けていけるでしょう。
介護・子育てと両立させられるか
介護や子育て中の場合は仕事と両立していけるのか、検討が必要です。
介護や子育てで働けない時間帯や曜日などを避けて働ける仕事を選びましょう。家族で話し合い家事などを分担してもらったり、出勤せずに在宅ワークを探したりする方法もあります。
仕事を長く続けていくためには、あらかじめ家族の協力を得ておけると心強いでしょう。
仕事内容に興味があるか
内容に興味が持てる仕事を選ぶと続けやすいでしょう。
興味や関心が持てない仕事は、続けていくのに苦痛を感じてしまうかもしれません。
長く続けていけば仕事は生活の一部になります。興味や関心の持てる分野の仕事なら、楽しみながら前向きに取り組んでいけるはずです。
増加中!50代主婦が活躍する職場
2021年に改正された「高年齢者雇用安定法」により、70歳までの定年引き上げや継続雇用制度が努力義務となったこともあり、50代の労働力の需要も高まっています。
50代は、子どもも独立し始め、自由に動ける時間が増えることで、仕事に復帰しようと考える世代です。時間的に余裕があるため安定的に継続した勤務ができる点が強みのひとつといえます。
また、50代はこれまでの人生の中で培ってきたコミュニケーション能力があることから、接客業では特に歓迎されています。
参考:厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正
50代主婦が活躍している仕事10選
50代の主婦が活躍している仕事には、次のような仕事があります。
- 接客
- コールセンター
- 事務
- 家事代行サービス
- 介護
- 軽作業
- 保育士補助・学童補助
- 清掃
- タクシードライバー
- セレモニースタッフ
それぞれ見ていきましょう。
接客
飲食店や小売店などの接客は、求人が多い仕事です。
飲食店ではレストランやカフェ、居酒屋などホール、キッチン、洗い場スタッフ、小売店ではスーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアなどの品出しやレジスタッフがあげられます。
接客の仕事は、未経験でも始めやすく、勤務エリアや勤務時間の選択肢の多い点がメリットです。食に関わる仕事は、家事の経験の豊富な主婦にとってなじみ深い分野で、始めやすい業種といえます。
短時間勤務が可能なケースも多いので、無理なく働けるでしょう。
コールセンター
コールセンターの仕事は、電話やチャットなどでお客様からの商品やサービスに関する問い合わせに答えることです。商品を売り込むために電話をかける、テレアポも含まれます。
多くの職場ではマニュアルが整備されているので、未経験でも始めやすい仕事のひとつです。コールセンターの時給は高い傾向にあり、シフトが柔軟に選べる点もメリットといえます。
一方で、クレーム対応やノルマが設定されている場合もあるので、気疲れしてしまう面もあるかもしれません。
人と関わるのが好きな方や、コミュニケーションを取るのが得意な方におすすめの仕事です。
事務
事務の仕事には、一般事務、医療事務、営業事務、貿易事務などさまざまな種類があります。
基本的には、書類や資料の作成、在庫や納期の管理、来客・電話・メール対応など、事務全般を担当します。一般事務以外では専門的な業務も含まれるため、具体的な仕事内容を確認しておいたほうがよいでしょう。
事務の仕事はデスクワークで体力的な負担が少ない点で、長く続けやすい仕事です。
事務の求人では、事務経験やパソコンのスキルを求められる場合が多い傾向にあります。事務の経験がない場合は、パソコンスクールなどで基本的なスキルを習得したりビジネスマナーを身につけたりすることで、採用されやすくなるでしょう。
家事代行サービス
家事代行サービスとは、依頼者に代わって掃除や洗濯、料理、買い物などの家事をする仕事です。
一般的に業務に入る前に、業務内容や接客対応の研修があり、業務を開始したあともフォロー体制があるため、未経験でも安心して仕事に取り組めるでしょう。
週1日、短時間などの少ない時間で仕事ができるのも魅力です。勤務エリアや勤務時間の融通が利きやすく、家庭との両立もしやすいでしょう。
主婦業の経験を生かしたい方におすすめの仕事です。
介護
介護スタッフの業務は、介護サービスを利用者さんの食事や入浴、排せつ、移動など身の回りのお世話をすることです。
介護スタッフは40〜50代の年齢層が中心となっているため、50代でこれから挑戦する場合も職場になじみやすいでしょう。
介護の仕事に資格は必要ありませんが、訪問介護の身体介護など有資格者に限られる業務もあります。未経験歓迎の会社も多数あり、働きながら資格を取ることもできるため、スキルアップを目指したい方におすすめです。
軽作業
倉庫や工場での軽作業には、ピッキング(注文書などの通りに商品を倉庫から選び出す作業)や商品の包装、仕分けなどさまざまな種類があります。
簡単な作業なので、業務を覚えやすいでしょう。ただし、立ちっぱなしの作業は体力的に負担がかかるかもしれません。
人との関わりが少なめな仕事であるため、黙々と作業したい方におすすめです。
保育士補助・学童補助
保育園で保育士のサポート役として、子どものお世話をする仕事です。
保育士は国家資格の有資格者に限られますが、補助としての業務には資格が必要ありません。
短時間勤務のパートもあり、フルタイムは体力的に難しい場合や家庭との両立を図りたい場合にも始めやすいでしょう。
保育園以外に、学童補助の仕事もあります。
学童保育のサポート役として小学校の授業終了後、子どもの見守りや育成を支援します。
子どもと接するのが好きな方、子育て経験を生かしたい方におすすめの仕事です。
清掃
公共施設、駅、商業施設、宿泊施設、オフィスなどで清掃する仕事です。
勤務エリアや勤務時間を選びやすく、拘束時間が少ないという特徴があります。
深夜や早朝の仕事もあるので、ダブルワークをしたい場合には時間を有効に使えるでしょう。業務開始前に、掃除用具の使い方などの研修を受けられる会社もあります。
ルーティンワークを丁寧に進めたい方や、ダブルワークをしたい方におすすめの仕事です。
タクシードライバー
40~50代が多く、近年では女性のタクシードライバーも増えています。
タクシードライバーとして働くには、二種免許(第二種運転免許)が必要です。しかし現在では、一種免許があれば求人に応募でき、入社後に会社負担で二種免許を取得できる制度を設けている会社も多くあります。
会社員などに比べて時間の融通が利きやすい点や、成果に応じた報酬が得られる点が魅力です。
最近は、観光タクシーや子どもの習い事送迎タクシー、高齢者のサポートタクシーなど新しいサービスを導入している会社も多く、細やかな配慮が得意な女性ドライバーの需要が高まっています。
セレモニースタッフ
セレモニースタッフの業務は、葬儀をスムーズに進行させるようさまざまな段取りをサポートすることです。
人生経験が豊かな50代は、歓迎されやすい仕事のひとつといえます。具体的な仕事内容は、参列者の案内や会場アナウンス、祭壇の撤収、会場の掃除などです。
セレモニースタッフとして働くのに、資格は必要ありません。未経験でも、業務に入る前に研修がある会社も多いので、安心です。
50代主婦が面接を成功させるポイント
なかなか採用されないという場合も、次のポイントを意識して、面接を成功させましょう。
- 清潔感のある服装
- 丁寧な言葉遣い
- 協力や譲歩ができる姿勢
- 前向きに働く意欲
清潔感のある服装
パートの面接だからと、普段着を着ていくのは避けましょう。
職種にもよりますが、パートの面接であっても、フォーマルな服装を選ぶのがおすすめです。たとえば、無地の白シャツに黒やグレーのパンツやスカート、ローヒールのパンプスなど。
カバンもカジュアルになりすぎないよう注意しましょう。
清潔感のある服装と髪型を意識し、「真剣に面接に臨んでいる」という意思を見せられるのが理想的です。
丁寧な言葉遣い
面接では、面接官が年下であっても、終始敬語で受け答えするのが鉄則です。無意識のうちにくだけた言葉遣いをしてしまわないよう、十分注意しましょう。
また、話はわかりやすく端的にまとめることも大切です。質問されたことに対して、回答が長くならないよう要領をまとめて話せるよう、予想される質問についてシミュレーションしておくのがおすすめです。
協力や譲歩ができる姿勢
面接では、勤務可能な時間や曜日、日数を質問されます。
自分の要望を伝えることも大切ですが、会社側の要望に協力する姿勢も示しておくことで採用に近づけるでしょう。
たとえば、会社側の「土日も出勤してほしい」といった要望に対して、「土日どちらかなら対応できます」と譲歩する姿勢です。
確実に不可能な場合は、はっきり断る必要がありますが、会社側のニーズに応え、協力できるという態度を見せておくことも大切です。
前向きに働く意欲
勤務時間や日数など、希望の勤務条件を伝えるだけでなく、「この職場で働きたい」という意思をアピールしましょう。
自分がどのように貢献できるのか、具体的に伝えることで好印象につながるでしょう。
これまでの経験で仕事に生かせると感じている部分について会社側に伝えられるよう、事前に準備しておくのがおすすめです。
50代主婦の仕事の探し方
50代の主婦の仕事探しでは、次の機関や媒体が活用できます。
- ハローワーク
- 求人誌
- 求人サイト
ハローワーク(公共職業安定所)
地域のハローワークでは、仕事の紹介だけでなく面接のアドバイスなどももらえます。不安がある場合も相談しやすく、ひとりで応募するよりも心強いでしょう。
ハローワークまで出向き、求職登録をする手間がかかりますが、セミナーやイベントの参加もできるためメリットは多いでしょう。
窓口 | 利用できる曜日 | 利用できる時間 |
職業相談・職業紹介 | 平日 | 9時~17時 |
※一部のハローワークでは平日夜間や土曜日も利用できます
参考:ハローワーク(公共職業安定所)
求人誌
近所で仕事を探している場合は、無料の求人誌もチェックしましょう。
応募が締め切られないよう、発行されたらできるだけ早めに取りに行くのがおすすめです。
求人サイト
インターネットの求人サイトでは、多くの求人情報が掲載されており、新しい求人情報も随時更新されるので、新鮮な情報をすぐにキャッチできます。
希望条件を絞り込んで効率よく探せるのも便利です。メール配信設定をしておけば、新しい情報を見逃す心配もありません。
求人サイトの中には、主婦や育児中、介護中の方に特化したサイトもあります。時短勤務や在宅ワークも多数掲載されているので、主婦の仕事探しに最適です。
▶求人一覧を見る|はたかな
まとめ
50代の主婦で仕事を探すなら、働く目的を明確にしたうえで、体力的に無理なく働ける仕事を選ぶのがおすすめです。
求人サイト「はたかな」では、家庭と仕事を両立させたい場合に特化した求人情報を掲載しています。自分らしく活躍できる場所を、ぜひ探してみてください。
「はたかな」について
「はたかな」は、サーバーフリー株式会社が運営する、主婦・ママに特化した求人サイトです。
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